カジノの是非を問う住民投票条例の直接請求が横浜市議会で否決される

20210108横浜市会傍聴席の抗議

横浜市への「カジノの是非を問う」住民投票を求める直接請求による条例案が、2021年1月8日の横浜市議会で自民・公明市会議員の反対多数で否決されました。19万筆もの市民による署名で横浜市議会に提出されたものの、わずか3日間の審議日程でした。

住民投票条例案の否決が採択された議会の一部始終を以下のツイキャスで見ることが出来ます。

参考 1/8横浜カジノ「住民投票」採決ツイキャス 2021さん 2021/01/09

関連記事を2つ(東京新聞)

参考 カジノ誘致は「市民に判断を委ねる問題ではない」 横浜市議会が住民投票条例案を否決 市民団体「残念無念」東京新聞 2021/01/09 参考 議決日ドキュメント 横浜市議会本会議、IR住民投票条例案を否決 市民「法・理にかなってない」東京新聞 2021/01/09

林文子横浜市長は、条例案に「住民投票を実施する意義が見いだせない」との反対意見を添えて、横浜市議会に提出しました。住民投票条例の直接請求は、民主主義に則った地方自治法に定められた有権者の権利の一つです。

有権者の権利に基づく請求を否決するに至った議論の内容は、間接代表制である議会制民主主義や、地方自治における二元代表制(首長と議会をそれぞれ市民選挙で選ぶこと)とはどのようなものであるべきなのか、その中で民意を反映するとは何なのかを、改めて考えさせられます。